CG CLUB会員には説明不要のペーパークラフトアーティスト、太田隆司さんの作品展覧会が5月1日〜7日まで、「ペーパークラフトで綴る昭和の風景」と題され開催された。
会場となった小田急百貨店町田店8階の特設会場には、そのタイトル通りに「昭和の風景」を中心とした作品が数多く展示され、連日盛況な盛り上がりを見せた。

精緻で美しいながらも、どこかその中に懐かしさと温かみさを感じる作品に魅了される者、作者のトークショーに耳を傾ける者など、楽しみ方は人それぞれだが、老若男女を問わず、ひっきりなしに会場へと足を運ぶ来場者の数には、主催者も驚いていたとのこと、である。

そんな太田隆司氏は、来年20周年の記念すべき年を迎えるが、ニューズレター編集部では近日中にインタビューと、アトリエ取材を敢行予定なので、是非お楽しみに!

今回の作品展は、なんと「カメラ撮影もご自由にどうぞ」という大らかかつ太っ腹なもの。そのためカメラや携帯電話で作品をじっくり撮影し、大切そうに保存する者も多かった。
また作品の展示方法にも大変工夫があり、何もガラスやアクリルなどで区切られておらず、間近に作品の迫力を感じられるような展示も多かった。こういう大人の配慮はとっても素敵である。普段は見ることのできない、横から、斜めからの立体作品に「へえ!!ここはこうなっているんだ」と興味深く感心しながら眺める者が絶えなかった。

text：野末 晃秀(107-001568・神奈川県)／photo：鳥山 大輔（CG編集部 アシスタント）

【事務局より追記】
先日太田さんとお話しする機会があり、この個展のことにも話題が及びました。
「たくさんのCG CLUB会員の方に声をかけていただきました。本当にうれしかったです！ ご来場ありがとうございました。」とのお言葉をいただきました。
太田さんはとてもサービス精神旺盛な方で、誰よりもファンを大切にされる方です。きっと会員のみなさんも楽しいひとときを過ごされたのではないでしょうか。
これからもファンであり続けるとともに、CG CLUBをあげて太田さんを応援していきたいと思います！